キオクノシンエン

09<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 >>11

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

赤外線写真について

赤外線写真の問い合わせが多いのでお話ししておきます。


デジカメに赤外線透過(可視光カット)フィルタを使います。
私のカメラのうち2台はローパスフィルタ(IRカットフィルタ)がないので赤外線感度が高いです。
それを使うとISO50で、かなり絞っても手持ちで十分シャッターは切れます。
普通のカメラだと、10秒を超える遅いシャッターなので三脚は必須です。
撮影モードもセンサー特性により、露出補正に気をつけながら使い分けます。


RAW撮って出しの画像です。
a.jpg
火星ですか。


参考までに、これを白黒にすると、
a-bw.jpg
多少焼き込みましたが、高いコントラストと白い葉が印象深いです。
この日は曇りの早朝でしたが、晴天の順光なら空は「黒」になります。
昔からモノクロ写真に赤色フィルタを使ってますよね、
遠景をしゃっきりしさせたいときや、コントラストを高めたいとき。あの原理です。


Falsecolorはこの火星の状態のRAWファイルからRGB情報をヒネリ出します。まずホワイトバランス調整。
b.jpg
色温度を下げ(2500K程度)、色味を緑に引っ張り、レベル補正。次のアプローチの前に分離させます。


次にカラースワップです。
c.jpg
RとBチャネルを入れ替えました。入れ替え対象の色や割合、色相、彩度を調整します。


最後に微調整をして完成です。
d.jpg
このデジタルプロセスが写真といえるのか?邪道だというご意見もあるでしょう。
私が見たものそのままをお届けすることがこのブログの目的ではありません。
そもそも赤外線は見えません。ファインダーは真っ暗です。

この真っ暗な世界、わずかな光を私なりの解釈でバーチャルではあるけれど光の世界として再構築。

一度見た、記憶の中の景色や物、その形や色は、写真と同じでしょうか。
その思い出は、期待色であったり記憶色であったり。
そんな『キオクノシンエン』です。

COMMENT▼

すごいです。

はじめまして。

興味深く読ませて頂きました。
デジタルの時代、自由に自分のイメージを重ねることができるようになりました。

ただ、難しい部分も多いですが・・・。

それも含めて、写真だと思ってます。

いやぁ~、ほんと凄いです。
ありがとうございました。

こんばんわ

ケロ様

いらっしゃいませ

赤外線写真に参考になるサイトは少なく、
ほとんどは海外のもので、英語が不自由(^^;な私は、
手探りでやってきました。
これでいいのかどうかわかりませんが、何かのお役に立てれば。

ぜひまたいらしてください。

思いっきり、素人発言なんですが・・・ただ赤外フィルタっていうのを付けて、撮影すれば出来上がりではないのですね^^; こういうプロセスがあるなどとは、思いもよりませんでした。

やはり、上から順番に写真を見ていくと、最後のお写真が、一番きれいです^^(当然なんですけど)

火星ですか。←ちょっと笑ってしまいました^^;


ありがとうございます

興味ある貴重な情報をありがとうございました。
こちらで美しいフォトを拝見し、「どうやって仕上げるのかな?」と疑問に思っておりました。
銀塩時代は私も赤外線写真を数回試したことがありましたが、デジタルになってからは全く試していませんでした。
赤フィルターを戸棚から出して、早速試してみましょう。

工程を見て‥‥‥

素敵な「作品」だ…と思いました。私は撮って出しjpegです。どうもフィルムからデジカメになったら、面倒くさい病が発動してしまいました(笑

はじめまして。
いつもお写真に見惚れさせてもらっています。

写真系のブログをいくつか拝見していますが、
恥ずかしながら僕はカメラにまったく無知なので、
機種名や技術的な話についていけないことが多いです。
こうやって工程の部分を見せていただくと、
素人でも作品の本質が伝わる気がしました。

こういう解析、解説をしてもらえるのは嬉しいです
ありがとうございます

こういう写真が邪道というのは言い過ぎな気がします
『アバター』のような映画は、それでは映画ではないのか
という論議に似ています

情景を探す行為、それに遭遇する行為、
撮る行為、見せる行為
それらが写真だと自分は思っています

おはようございます

小日向草様 ケン様 ももんがぁ様 さゆり様 マーク様

いらっしゃいませ

多くのコメント、ありがとうございます。
この記事がなにかのお役にたてれば幸いです。
赤外線写真をはじめてから、色って、見えるって、何だろうって、
ものすごくよく考えるようになりました。
その答えは今でも答えはでていません。
そんな漂泊な写真の数々、懲りずにアップしていきます。

ぜひまたいらしてください。

なるほど

なるほど。
初めてわかりました。いままで赤外フィルターを使って試しに撮してはみましたが,そこまででした。こんなプロセスがあること自体知りませんでした。やってみたいなと思いました。また紹介してください。

こんにちは

たしかに撮って出しの真っ赤っかは、
レタッチ意欲を萎えさせますよね(^^;

海外サイトではかなり挑戦的なFalseColorIRを見る事ができますよ。

ぜひご覧になってみてください!


コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

TRACKBACK▼

http://rt4evr.blog22.fc2.com/tb.php/125-400d8a27

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | ホーム | 

プロフィール

o-54

Author:o-54
記憶色や期待色、紫外線に赤外線。
記憶の色や形は、写真通りですか。
見た物は本当に、写真通りですか。

#リンクはご自由に

【使用機材】

-camera-
D700/D90(IR)/C3/E-PL2/G12

-lens-
Nikkor85mm f1.8D、50mm f1.4D、35mm f2D
50mm f1.2S、35mm f1.4S、PC 35mm f2.8
S.C50mm f1.4(Ai改)、N.C28mm f2(Ai改)
Planar T*1.4/50mm
COLOR SKOPAR20mm f3.5
NOKTON25mm f0.95
SIGMA50mm f1.4、85mm f1.4
TAMRON70-200mm f2.8
E16mm f2.8、M.ZUIKO17mm f2.8、45mm f1.8
YAKUMO25mm f0.95、IR25mm MP f1.2
SPACE35mm f1.2
PENTAX16mm 、25mm f1.4、8-48mm f1.0

FC2カウンター

検索フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。